MAASA結婚相談所の転換期
結婚相談所を開設して早半年が過ぎました。
この間、結婚相談所に対してのイメージ、恋愛についての考え方、私自身が一番変わったかもしれません。
「結婚相談所とは、結婚相手を紹介する場所」
以前の私はそう思っていました。人と人を紹介することが呼吸レベルの私は、これは天職だぁ〜と思い結婚相談所を始めた部分が大きいです。
でも、実際に結婚相談所を開いてみると、お相手を紹介する前に、婚活者自身の準備や覚悟が必要ということが分かってきました。
「結婚」という一見すると、誰もが一度は停車する駅かと思いきや、敢えて選択しないといつの間にか通過すらしない駅だったりして…
そんな日々を送ってきた人に、いざ結婚!となると、赤の他人と一緒に生活するという想像すら出来ない人がいることに驚きました。
20代でおめでた婚(できちゃった結婚)、婚活やプロポーズの経験もないまま、流れで結婚できてしまった私には、出逢って、恋愛から結婚のプロポーズに至る過程を1からやるというのが如何に困難なことか、結婚相談所を始めてから、初めて知りました。
相手がどう思っているのか、自分はどうしたいのか、一つ一つ積み上げていくことの大変さ。同時にそれは、心の成長であり、パートナーシップでしか得られない成熟なのだと知りました。
なので、結婚相談所というのは、単なる紹介場ではなく、自分を見つめ直し、自分自身を知る場であると身に沁みてわかりました。
数ヶ月活動されている会員様が、今までお相手の希望に合わせて、自分の条件や好みを決めていたのが、お見合いやプレ交際を重ねる中で、自分自身を見つめ直し、本当に結婚に求めるものは何なのか、ほぼ全員がプロフィールを書き直し、プロフィール写真を撮り直すほどに、活き活きと輝いていくことに気付きました。
それぞれが、日々進化しています。
「恋愛を通して、心の発達をやり直したい」という無意識の欲求
一説には、その恋愛が大切だから起きているわけではなく、本人にとってその恋愛を手がかりに、心の発達を遂げることが重要だからこそ起きている。
極端な話、相手はその彼や彼女でなくてもいいという話もあります。
「心の発達のやり直し」としての恋愛に対する必要性が高まるほど、恋愛を特別なものと考えて、よくある出会いでは満足出来ず、運良く出逢って恋愛が始まっても、恋愛に求めるものが大きすぎて、変に「運命の人だ!」という思い込み故に、自分の理想と違う部分を見てしまったとき、それをプラスに捉えられない。
普通の楽しくて安心できる恋愛ができないという現実を招いてしまう危険性もあります。
恋愛によって目を覚ました、自分の中の本質的な問題で苦しむ結果に…
それには、「心の発達を恋愛だけでやり直そうとしない」一人のパートナーとの間だけで、全ての心の問題を解決しようとしないことが大事なのかもしれません。
実は自分自身を知って、自分を愛することで、心を満たすことが一番重要なのです。
自分の事を愛せない人を他人が愛してくれるのは難しいのです。
カウンセラー自体が今まで通りじゃいられない!
カウンセラーと偉そうに聞こえるかもしれませんが、実は全てのカウンセラー、コンサルタントと言われる方たち、目の前に現れる相談者やカスタマーは、自分自身が引き起こした現実であり、自身の鏡であるということ。
MAASA結婚相談所のカウンセラーは、全員がそれを自覚してカウンセリングを行なっています。
なので、普通のカウンセリングだと、「私はどうしたらいいのでしょうか?」という質問の答えを求めて行く場所と捉えているかと思いますが、実は、答えを出すのはあなた自分。
カウンセラー自身が、どうしてこの問題を抱えた相談者が来たのかという部分を自分自身の中で問いかけ続けています(笑)
カウンセリングに訪れたら、カウンセラーから、「私はこう思います!」とかなり一方的に言われることがあるかもしれません。
それら全て必然として現実化されているのだと思います。
そんな体当たりのカウンセリングをする中で、私を含めた三人のカウンセラーそれぞれが、相談者や会員の皆さんから刺激を受け、じっとしていることが出来なくなってきました。
MAASA結婚相談所は、しばし、変則的な形態を取ることになります。
カウンセラーの小出夫妻は、宮古島を出て、パートナーシップを見つめ直す旅に出ます。
桜前線を追うように、九州から北海道に向けて、各地でパートナーシップのお話会を開きながら、北海道まで北上する予定です。
これから、日本各地で出逢う皆さま、何卒よろしくお願いいたします。