38歳シングルマザーご成婚までの軌跡①
先月、MAASA結婚相談所の会員で東京在住の38歳シングルマザーがご成婚退会いたしました!!
彼女は昨年11月から活動開始、わずか4か月でのご成婚退会でした。
シングルマザーといえば、仕事や家事に育児まで、時間的にも経済的にも婚活をするには厳しい状況があります。
そんな中でも確実に幸せを掴んだ彼女には、婚活をする上でとても重要なモチベーションを教えてもらいました。
彼女が引き寄せた『運命のお相手』是非その軌跡を読んでみてください。
「時は金なり」婚活するには時間にシビアであれ!
二児のシングルマザーのUちゃんは、彼女が宮古島に住んでいた8年以上前からの友達です。
幼い時からクラシックバレエ、20代からベリーダンスをやっている彼女は、仕事や恋愛に於いても行動派で積極的、何より情熱的♡
昔から恋愛相談に乗っていた私からしたら、Uちゃんのダンスや感情の表現力は女性的で羨ましいと憧れる存在でした。
沖縄が大好きなUちゃんですが、東京に戻り結婚して子どもを産んだものの、前夫のDVに悩まされ離婚して実家暮らし。
いつも相談相手だった私が結婚相談所をやっているのがキッカケで、「人生諦めたくない!」と言って昨年10月にMAASA結婚相談所に入会しました。
『死ぬその日まで何かを表現して生きていたい。
そして、しあわせだったなと死ぬ瞬間にそう思える人生を送りたいです。』
これは、彼女の自己PRに実際に書いていた言葉です。
お見合いのプロフィールにしては激しめですよね(笑)
最初の面談で、プロフィールはこんな感じで書いてね~と言うのですが、定型文のようなつまんない内容だと個性が無くて面白くないので、活動していく間で書き替えることを積極的に薦めています。(彼女も活動して割と直ぐに、PR文に違和感あると言って書き替えました)
11月から結婚相談所での婚活を始めたものの、2歳と0歳のシングルマザー、実家暮らしとは言え、出戻りで親に頼れない中でのお見合いやデートは困難を極めました。
まず、お見合いの時間は子どもが保育園に通っている平日の10時~14時限定。よって普通のサラリーマンや公務員は無理。ファーストコールも子どもが寝た後の9時過ぎで、あまり遅過ぎたら寝ちゃうからと、交際相手と連絡を取る時間も限られます。
飲食店を経営していた仲の良い両親に憧れて、東京の下町育ちだが、田舎の自営業の家に嫁ぎたいという希望があり、地方に住む自営業や経営者の方とお見合いやデートを進めて行きました。
昔からの友達で気心知れた仲というのもありますが、
まぁ、即断即決!!
気持ちいいくらいに、合う人or合わない人を決めてくれてましたよ(笑)
これって、余計な事に無駄な時間を費やさないシングルマザーだからの特性なのかなとも思いました。私も経験者ですが、お母さんって時間にめちゃくちゃシビアです。お金も大事ですが、時間はお金に替えられないことを誰よりも知っているかも。
婚活に於いて大事なのは「己を知ること!」
そうして、活動開始から2か月半の間に、10名の方とお見合い、5名と交際に進みましたが、交際に進んだ5名のうち、4名は交際終了、お一人だけが交際相手として残っていました。
そして1月下旬、新たな11人目の方とのお見合いがありました。
11人目の方、プロフィールを見ると、飲食店経営者でプロのピアニスト、私も良く知っている相談所の会員様なのでPR内容に嘘は無く、素敵な方だと想像できます。何より、プロフィールのお写真が、Uちゃんの好きなタイプだったのです。
そんなこんなで、期待に胸を膨らませてお見合いに挑みました。
結果は・・・
お会いしてみて、想像以上!
Uちゃんが大好きなX JAPANのYoshikiに雰囲気が似てる。話し方や手の仕草もそっくり♡♡♡
ところが、彼女のくだした判断は【お断り】でした。
「思った以上に芸術家気質で、家庭を築くタイプに見えなかった。Yoshikiにめっちゃ似てて好きだけど、彼氏なら良いけど、旦那じゃない(笑)」
そして、唯一の交際相手として残っていた男性に対して
「彼といる時が一番ありのままで、そして一緒にいて一番楽で、そのままの自分でいられる。他の人と比べて彼とならコミュニケーション取れる。そして、子供達の事も大切にしてくれそうだし、私の心も常に穏やか。安心感がダントツで飛び抜けてるのよね。 他の人はそろそろ帰りたいなぁって思ったけど、彼となら何時間話してても一切疲れない。デートで1日いても特に思わなかった。」
これを聞いて、「決まったな。」と内心ホッとしました。
これは一度結婚を経験しているUちゃんだからかも知れませんが、結婚相手を理想の憧れの相手ではなく、実際に結婚生活をしていく上で大事なこと、一緒にいて自分らしくいられる、一緒にいて楽な相手を選んだのだと思いました。
真剣交際に進む場合、本来ならまずは相談所の仲人に確認して、お相手も合意の上で告白をしてもらうのですが、Uちゃんは11人目のお見合いのお断りと同時に、もう一人の交際相手に連絡。
私がお相手Oさんの相談所に連絡する頃には、既にOさんがUちゃんから連絡をもらって真剣交際に進む話をした後でした(笑)
「選ぶ」のではなく「選ばれる」意識を持つ
一見、至って順調にお相手に出逢ったかのようですが、Uちゃんのお見合い相手でとんでもない男性もいらしゃいました。
あまりお相手の批判はしたくはないのですが、Uちゃんが経験した苦労談も・・・
- 趣味は「お金と仕事」仏頂面のセクハラ男
Uちゃんを登録したその日、登録してまだ間もない時間にお見合いのお申込みが入りました。プロフィールを読むと、内容はまさに、Uちゃんが理想としている男性にドンピシャでした。
地方で葬儀屋さんを経営している方で、収入面で申し分ない、カジュアル写真には、数台の高級外車と、建てようとしている一戸建ての住宅の写真。Uちゃんが理想としている子どもと田舎暮らしができる環境を合わせ持っていました。
早速お見合いを組み、初お見合い後の感想は、
とても率直に物申す人で、決断力が早い。Uちゃんも同じく即決タイプなので、次のデートに進みたいということでした。
ただ、お見合いの内容を聞くと、
趣味は何ですか?という質問に対して、『仕事とお金です。』と答えたそうです。
彼は今までの人生をお金を稼ぐための仕事に費やしてきました。そしてそれは家族を養う為の最良の方法だと信じてやまないタイプの方でした。
Uちゃんは都会より田舎の自然豊かな土地が好きなので、そのことを話すと
『自然は、好きとか嫌いとかではないです。自然の中で心が静かになることは確かにあるかもしれませんが・・・。』
空気を読むとか、相手に合わせるということは一切しない方ですね(笑)
逆にお相手からの質問で
『結婚にこれだけはゆずれないことは何ですか?自分は子育てをしたことがないので、どんなことをしたらいいですか?』
初対面のお見合いでストレート過ぎる質問です(-_-;)
Uちゃんの答えは、「譲れないことはコミュニケーションを沢山とりたい。」「子育ては、洋服を着替えさせて、ご飯を食べさせてとやって欲しい事を言うから、それをやってくれればいい。」と言ったそうです。それに対して『なるほど、分かりました。』と表情一つ変えずに答えたそうです。
また、『Uさんはダンスをされていますが、性交渉も情熱的ですよね。結婚するには大事なことだと思いますので、結婚前には体の関係を確かめたいと思っています。』
と言われたとのこと。
えええぇぇぇぇぇ~~~~~~!!!!!
これって、初対面のお見合いでこんな方だったら、セクハラだし話が合わなくて完全にお断りレベルです!!
が、さすが彼女は肝が据わってるというか、率直過ぎる質問にも全て答え、再度お会いしましょうと交際に進めました。
しかも、この時のお見合い、お相手は終始仏頂面で、くすりとも笑顔を見せなかったそうです。それは葬儀屋さんとしての性分なのかと思いました。。。
そして、初の対面デート、上野のレストランでのランチだったのですが、問題勃発!!
Uちゃんが、結婚相談所での活動を3か月を目標にやっていると話したことが、お相手には婚活をただの腰掛程度に付合いで遊び半分にやっていると勘違いされ、そこから聞く耳を持たない感じで、何を言ってもうわの空で、最終的にデート後お断りの連絡が来ました。
それ以前に、会話でほぼ笑顔がない、以前可愛がっていたという元カノの子どもの写真を見せる、食事中仕事の電話をレストランの席でする などなど非常識な行動をとっていたので完全にアウトな感じなのですが、優しいUちゃんはそれでも彼の良い部分を見ようと努力していました。
私も勘違いからの破断は悲しいので、お相手相談所さんとも協議をしたのですが、かなりなコミュニケーション障害を感じ、無理に縁を繋ぐのは間違っていると感じました。
Uちゃんも、住みたい家に住める、高級外車に目がくらんだだけで、彼自身に魅力を感じていた訳でないことに気づき、結局破談となりました。
いくら結婚に真剣な方が登録しているとはいえ、結婚後も問題が起きそうな方との縁談を無理に進めることは有り得ません。
実はこの方、以前に交際終了したお相手に連絡を取ろうとして退会処分間際だったことが分かりました。。。
- 独立起業すると嘘つきで電話連絡してこない求職男
一人目のお見合い&プレ交際がとんでもない方でガッカリしていたのですが、しばらくすると、また魅力的なプロフィールの方が現れました。
ご実家が東京の下町で飲食店をされていたという飲食業の方で、ご兄弟がダンサーという、Uちゃんと共通点が多い50代男性。
オンラインお見合いでは、生い立ちの家庭環境など共通点が多いことで、お話が盛り上がりプレ交際に進みました。
結婚相談所では、お見合い後、双方がプレ交際に進む意志があると、まずは男性から女性へ「ファーストコール」と呼ばれるお電話をしていただきます。
「ファーストコール」では、
①交際に進んでくれたことのお礼
②LINEの交換
③次のデートの約束
基本的にこの3つのことをしていただきます。
ところが、プレ交際に進んだものの男性からのファーストコールが来ない!
ファーストコールは交際成立の翌日の夜にかけるのが一般的なのですが、シングルマザーで電話に出られる時間が限られている為、子どもが寝た後のわずかな時間か、それが難しければ、昼間の保育園に行っている時間ということでお相手相談所には話しているものの、数日たっても連絡がない。。。
Uちゃんは、待たされるのが何より苦手という性格で、折角お話も合って、次に対面デートをするのを楽しみにしていたのに、テンションガタ落ち。。。
そんなやりとりを繰り返しているうち、お相手の相談所からは、「今、就活エージェントとやり取りをしているらしく忙しいようだ。」とのこと。
「えっ、今求職中なの??プロフィールと違うやないかい?!」
相談所からは、今の職場がブラック企業で、より条件の良いレストランとの話を進めていると、ただ転職になった場合、Uちゃんが希望しているように土日に休暇を取るのが難しくなると連絡が来ました。
そんなやりとりをUちゃんに伝えたところ、お見合いの時は「転職」ではなく「独立起業」すると話していたそうで「嘘つき」疑惑が浮上。
一日の内、たった数分電話する時間も取れないなんて、一体どんな人なの?!
こうなってしまうと、結婚相手としては完全に「無理」ですよね。
そんなこんなで「交際終了」とさせていただきました。
恋愛は人を盲目にすることもあります。ただ、結婚相談所は第三者の目が入るので、常識的に冷静な判断で交際を進めることが可能です。
Uちゃんは、こんな方とも貴重な経験ができたと、お相手を非難することなく次に進めることが出来ました。それは、彼女の素晴らしい才能だと思いました。
例えどんな人でも、自分と出逢ってくれて、何かの気づきを得られたことに感謝していくことは、次の出逢いに繋がっていると信じています。
こんな経験があったからこそ、「運命のお相手」に出逢えたのです。
ご成婚のお相手Oさんとの出逢いは次回のお楽しみに!!