結婚に必要なのは、運命より必然
結婚に必要なのは、運命より必然
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」における、主人公みくりの母、桜の名言
無性の愛なんて注げないわよ。他人なんだし。
運命の相手ってよく言うけど、私そんなの、いないと思うのよ
運命の相手にするの!
これは、ドラマの劇中で昭和のベテラン専業主婦である桜が、長年連れ添った夫に対しての想いを結婚しようとしている娘に放った言葉だ。
実際のところ無性の愛も運命も単なる願望であって存在しないが、関係性であれば努力で築くことができる。
お見合い結婚が一般的だった時代は、駆け落ちするくらいの大恋愛は小説の中だけの出来事。
数回会った人と結婚して、結婚生活の中で初めてお互いの関係性を築いていくのが当たり前だった。「運命の相手にするの!」というのは正に名言
夫婦関係は「ずっと種火」
先日、結婚12年目子どもが3人いる友達家族の家に泊まらせてもらった。
観光客向けの海沿いのお洒落なカフェで働いている旦那さんは、毎朝8時に子どもを保育園に送りつつ出勤、夜7時頃帰宅、家族との団欒の時間を過ごしたら、9時には子ども達と一緒に就寝という日々を過ごしている。
旦那さんは、カフェで料理を担当しているので、休みの日は自宅でも料理を作ったり、子どもの世話など、積極的に家事や育児をやってくれるらしい。
子ども達と旦那さんが寝た後に、恋愛・結婚についての女子トークで盛り上がった。
家事や子育てを手伝ってくれて素敵な旦那さんだね、ちなみに、どうやって出会って結婚したの〜?
彼って物静かで友達居なそうだったから(笑)シュノーケルやろうよ!とか、飲みに行こうよ!って、沢山友達を紹介してたのよ。そんな友達関係が続いてたんだけど、ある時、紹介した友達が彼の事を好きになったらどうしよう。ってちょっと不安になったの、それで私から告白した(笑)
へぇー、確かに旦那さんは、恋愛とか肉食系には見えないね
そうなの。そんな感じだから、この人のことが好きで堪らないとか、燃えるような大恋愛をした!とかじゃなくて、ずっと種火なの(笑笑)
宮古島に来る前からワーホリで海外に行きたいと思っていた彼女は、種火のまま煮え切らない彼との関係を断ち海外に行こうかと思っていたところ、第一子の妊娠が発覚!
海外行きを諦めて、宮古島に定住する道を選んだのだ。
だから、彼女いわく、未だに種火のまま、鍋を焦がすことなく平穏な夫婦生活を営んでいる笑
結婚相手は王子様⁈
世界基準でみると、日本人男性は世界一家事をしないそうです。それに比べ、日本人女性はやり過ぎなくらい世界一家事をやっている。
しかし、家事や育児などの無性労働とお給料が貰える有償労働の時間を合わせると、実は、先進国中、労働時間が最も長い国の一つだそう。
結局、結婚を決める際に、どんなにリスクが少ない道や相手を選んだつもりでも、完璧な未来など予想できない。
それよりは、人生における様々な出来事に対して、一緒に柔軟に変化できる相手を選ぶべきなのではないでしょうか。
結婚相手は白馬に乗った王子様なんかではなく、その辺にいる普通のいい人です。
もしかしたら、運命の人はすぐそばにいるのかも⁈
結婚に必要なのは、運命より必然であって、一緒にいて心地良い相手を選ぶのが一番いいと思います。
結婚する出会いに良いも悪いもない
ちなみに、身近にいるカップルに何処で出会って、最初の印象はどうだったか聞いてみて。
初めて会った時から、この人が運命の人だ!ビビビっと来た!なんて思った人、いないから笑
あの日あの時あの場所で〜♪♪♪
なんてのは後付けで、もしかしたら、結婚相手に出会おうと思ってるか思ってないかが重要なのかもしれませんね。