世界を見る中で選んだ道
Rは、学生の頃から就職することに魅力を感じることができず、大学を出て直ぐに、たまたまポスターで見て知ったピースボートに乗り世界一周旅行をしたり、日本に戻ってからも、ピースボートをキッカケに知り合った自然農法をやっている農家の家で、ウーフ(住込み労働者)をしたりして暮らしていた。
山村で自給自足の生活をする人々と触れるうち、給料を稼ぐ仕事ではなく、自然の中で自由な価値観を持って生活することに魅力を感じ、自らも自然農法を学びながら、畑をやって自由に暮らして行きたいと思っていた。
そんな中、友達の紹介で知り合った男性とお付き合いをするようになっていた。
彼もまた海外を旅してきた旅人で、帰国後は自然農法をやって暮らしていくことを目指していた。
初めて会った時から、何となくずっと一緒にいる感覚がして、二人で一緒にいるのが当たり前な関係。
ある時、友達の紹介から、
「フォース合宿」
という、得体の知れないワークショップの話を聞いた。
直感で、二人で参加してみようとなり、そこで出会ったのが、MAASA結婚相談所スタッフの小出夫妻だった。
恋愛と結婚の違い
フォース合宿では、フリーエネルギーやお金のエネルギーの話から、合気道のような体の使い方など、ケイジ&千恵の二人が興味深いワークショップをやっていた。内容は割愛(笑)
ある時、千恵と言い争いをしていたケイジが言った。
俺らはパートナーというレベルじゃない!夫婦なんだよ!!
二人の小競り合いを脇で聞いていたRは、その一言にハッとした。
漠然と、結婚はしなくても、一緒に居てくれるパートナーがいればいい。
お互いの気持ちが離れれば、別れることも自由だし、その時々で、結婚という契約に縛られないで自由な人生を送りたい。
と思っていた。
今まで日本中、世界中、自由に動きまくっていたRは、結婚して農家をやるとなれば、一つの土地に根を下ろすことになる。自由が無くなることへの怖れがあったのかもしれない。
結婚とは、夫婦という契約
パートナーは、好きな時に一緒にいて、いつ別れてもいい自由さがある。かたや結婚は夫婦の契約をすることで、お互いの人生、ひいてはお互いの家族に責任を持つことになる為、ある程度の自由さが奪われる。
でもRは、夫婦の契約の先の「結婚」という「まだ見ぬ世界」を見てみたいと感じた。
それから合宿を終え、地元に帰った二人は、今まで「一緒にいたいパートナー」としての認識をお互いに持っていたものの、結婚に対してはどこか逃げていた部分があったと気付いた。
そして、合宿から程なくして「入籍」
戸籍上もパートナー「夫婦」としての道を選んだのだ。
結婚から目を背けてませんか?
パートナーは欲しいけど、結婚は面倒だからいいかな〜
そんな言葉を良く耳にします。
パートナーであることの自由さや責任の無さばかりが魅力に感じたりしますが、結婚という一歩踏み込んだ世界に足を踏み入れた時、また違う世界が見えてくるのだと思いました。
後日ケイジが、「合宿の時の二人は、結婚する前の俺たち夫婦に被ったんだよ。」
結婚したら、女性は姓が変わる。
その家に入ることになる。
でも、女性側にだけ重圧がのしかかる訳ではなく、男性側も、奥さんとその家族を守るというしっかりとした責任を感じるんだよ。
結婚は逃げではありません。ましてゴールでもありません。
結婚後もパートナーとの関係は続きます。
でも、結婚しないと見えない世界もあります。
MAASA結婚相談所は、結婚したい男女をとことんサポートいたします。